2012年12月09日

農業と分散化エネルギー

人類はもともと狩猟民として、狩りをして生きていた。
それが、気候変動が起こり寒冷化が起きた後、農業を開始することになった。

労働として比較すると、狩猟の方が、農業と比べて、楽なのだと言う。
温暖で獲物が豊富な時代は、狩猟を行なうことで生活ができていたので、
わざわざ農業という、土地を耕し、水源を管理し、季節と植物の育成に合わせて、日々手入れを行なわなければならない、
面倒なことをする必要は無かった。
しかし、寒冷化が進み動物が減り、植物の実りが悪くなると、
猟りによって食物を十分に得ることが出来なくなった。
そのため、食料を確保する為に、農業をせざる終えなくなった。

農業をして、穀物のような保存食を生産することが出来れば、
冬のような狩りの出来ない季節であっても凌ぐことが出来る。
そのため、農業を行なうことは、
狩猟を行なうことに比べて、大変ではあるが、
農業が出来る民は、狩猟しか出来ない民と比べて、寒冷化に強かった。

このような環境変化に対する適応能力の違いが、
集中型エネルギーと分散型エネルギーにも存在する。

集中型エネルギーとは発電で言えば、
火力発電や原子力発電のような大規模な発電施設で電力を作り、
それを各地まで、送電線を用いて系統電力として配分するものである。

一方で、分散型エネルギーは、それぞれの場所で発電を行なう方法で、
馴染みのものであるでは、太陽光発電や風力発電などがあり、
燃料電池などもそうである。

集中型エネルギーと分散型エネルギーを比較すると、
集中型エネルギーは分散型エネルギーに比べて楽である。
具体的には、集中型では、コンセントにプラグを差し込めば、電気が手に入るのに対して、
分散型では、たとえば、自分で機械のメンテナンスや燃料の補充等をやる必要がある為である。

一方で、集中型は、たとえば、送電線が切れたり、発電所でトラブルがあれば、
地域一帯が停電になるように、何か問題があった時に、全体に問題が波及し、
しかも、容易に回復しないという特長がある。
これが、分散型エネルギーの場合は、どこかでトラブルが起きたとしても、
他の場所では、他の場所でエネルギーを得ているので、被害が拡大しない。
そして、分散型は、集中型が生きている時には、集中型からエネルギーを得ることも出来る。

オルドヴァイ理論によれば、巨大な給電網は、管理が大変で、
化石燃料の枯渇とともに、財政的に維持が出来なくなれば、
停電が頻発し、いずれ停電が継続するようになる。
また、気候変動によって、たとえばハリケーンや洪水などが頻発するようになれば、
気候変動前に想定していたよりも高確率で、インフラが破壊されるようになる。

このような状況になれば、集中型エネルギーのみに頼るものよりも、
分散型エネルギーも使えるものの方が、安定的にエネルギーを得られるため有利になる。
または、集中型が頼りにならなくなるので、分散型に移行せざる得なくなるとも言える。

ただし、農業と狩猟の関係と同じく、
分散型エネルギーは集中型エネルギーと比べて、一人一人の負担が大きく大変であるため、
長期にわたり、努力が出来き、手間を惜しまず、面倒なことを続けられる、質の高い人間が求められる。

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posted by 宗像 at 12:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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