2012年12月11日

オルドヴァイ理論を読む6

4回にわたりオルドヴァイ理論を読んで来たが、
今回は、工業社会崩壊の未来予測である。

オルドヴァイ理論は工業文明の平均寿命はおよそ100年と主張する。
Ackermanの法則は、e=エネルギー/人口と定義する。
工業文明の継続時間は、eが最大値の30%に達してから、eが30%に落ち込むまでの時間によって測定される。
図3にオルドヴァイ理論を示す。

スクリーンショット(2012-12-06 20.12.42).png


7つのイベント:
初めのイベントは、1930年の工業文明の始まりで、eが最大値の30%に達した。(図3、符号1) 
2番目のイベントは、1945年で、急速な成長が始まった。(符号2)
3番目のイベントは、1970年で、ゆっくりとした成長の始まった。(符号3)
4番目のイベントは、1979年で、成長のない荒いプラトー(高原、台地)の始まった。(符号4)
5番目のイベントは、2004年で、ブリンク(崖ふち)が始まった。
6番目のイベントは、だいたい2008年(2006−2012年)で、断崖のへりに達し、急速な減退が始まる。
7番目のイベントは、2030年で、30%低迷点であり、eが最大値の30%に落ち込む。
このことは、工業文明の継続期間が約30年であることを提示する。

7つの期間
1) 1930年から1945年までの大恐慌から第2次世界大戦までの間、eは不規則な成長を示す。
2) 1945年から1970年に掛けての急速な成長は、石油と天然ガス生産の急速な成長と相関している。
3) 1970年から1979年までのeのゆっくりとした成長は、ゆるやかな石油生産を反映している。
4) 1979年から2003年までのゴツゴツしたプラトーは、エネルギー生産が人口の増加と互角の伸びであることを示している。
5) 2004年から2008年までのブリンクは、エネルギー産業が上昇するエネルギー需要についていこうと奮闘していることを示している。
6) 2008年からおよそ2030年までのオルドヴァイクリフは、広がる恒久的な停電という病状と相関している。
7) 2030年から先の社会は、ありかたを農業のレベルへと近づいていく。

もっとも信頼のおける、オルドヴァイクリフの先行指標は、灯火管制と輪番停電である。


この記事は、Richard C. Duncanの『The Olduvai Theory Enery, Population, and Industrial Civilization』winter2005-2006, The Social Contractをもとにしています。
原典は、ネット上で無料公開されており、英語版のウィキペディアにリンクがあります。
posted by 宗像 at 12:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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