2012年12月20日

水素文明3

先日、大阪から四国の宇和島まで瀬戸内海ルートでブルーノア号に乗って航海を行った。
ブルーノア号は、現在のエネルギー情勢に置いて間接アプローチを取っている。

まず、今の電気情勢を考えるのに、過去の例で参考になることがある。
それは、太平洋戦争当時の日本の石油の補給についてである。
太平洋戦争の時に、
日本軍はアメリカに真珠湾で勝利を収め制海権を得て、
同時に南方の資源地帯を占領し押さえることに成功した。
しかし、当時の日本は輸送というものの重要性を認識していなかったため、
日本へ向けて石油を載せて輸送された船は、アメリカの潜水艦によって次々に沈められた。
そのため、折角油田地帯を押さえているのに、
本国では、石油が届かず、エネルギーの欠乏が起こり、立ち行かなくなった。

現在、同様のことが、電気の補給すなわち給電に対して起きて/ころうとしている。
すなわちオルドヴァイ理論が伝えるように給電が不安定化しようとしている。
たとえば、原子力発電所について、安全性などが議論されている。
一方で、オルドヴァイ理論によると、発電所以前に、送電網の方が、維持出来なくなると言われている。
原子力発電の安全性などへの議論には立ち入らないが、
オルドヴァイ理論が正しいのなら、大規模集中型発電であるかぎり、
将来的には、送電の方に問題が起こり、隅々まで電気を行き渡らせることは、難しくなってしまうと考えられる。

今回、ブルーノア号は電動船として大阪宇和島間の片道400kmを航海し、往復した。
一般に、電動船や電動自動車などの最大の問題は、航続距離と稼働時間といわれているが、
これによって、電動船が実用上使用可能なものであることを実証することができた。
ただし、何が正しいかが分かっても、それが人々に認知されていなければ、世の中は変わらないし、良くならない。
そこで、宇和島に無事につけた後、約400部のちらしをプレスリリスとして、配り
同時にニコニコ動画にインタビュー動画を作り公開した。
その結果、新聞や雑誌等に取り上げられ、人々に知られることとなった。

ブルーノア号は、同時に水素文明のモデル船でもある。
船という閉鎖環境で動力と制御に電気を得る為に、蓄電装置と発電装置を備えている。
そのため、給電網が無い環境でも活動が出来る。
以前紹介したオルドヴァイ理論が正しいのなら、クリフに至った時に、
まず灯火管制(節電要請)と輪番停電が始まる。
これに対し、ブルーノア号のシステムは、蓄電によって給電が不安定化しても、安定的に電力を維持することが出来る。
そして、系統電力に恒常的な停電が起きるようになっても、分散型発電から給電をし、充電をするとともに、
絶対に落とすことの出来ない制御部分には、安定的な水素エネルギーを利用することが出来る。
そのため、オルドヴァイクリフが起きたあとにも強いシステムであると言える。
もちろん、給電によって電気を得ることが出来るので、送電網が使えるのなら、そこから電気を得ることができる。

日本語では、一般にオルドバイ仮説と訳されているこの予測が正しいのなら、
ブルーノア号のシステムは、この先、大きな力になると考えられる。
またもし、正しいのなら、その時、原子力発電所からの安く安定した給電を期待することは難しい。
いずれにせよ、オルドヴァイ理論の正否は、時が、語ってくれるが、
実際に起きた時には、もう、悠長なことは言ってられなくなっているだろう。


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posted by 宗像 at 23:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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